2024/11/04 16:42
韓国と聞いて大半の方は韓国料理やK-pop、映画やドラマを連想することはあると思いますが、
将棋を連想する方はほとんどいないと思います。
実は韓国にも将棋はあり、チャンギと呼ばれ韓国に多くの愛好家が居ます。
チャンギはとてもユニークなルールで店主はすぐにチャンギの魅力に取りつかれてしまいました。
<チャンギの盤と駒>
特にユニークだなと思ったのは下記の3点です。
①最初の駒の配置を選ぶことができる
②王と王の間に駒が無くなり見合う形式になるとピッチャングンという引き分けになる
③駒の動かし方が独特でそれぞれの駒が強い
①のルールを最初に知った時は非常に驚きました。
日本将棋やチェスなどでは初期配置を変えられないのは絶対的なものだと感じていましたが、
国が違うと初期配置すらも選べる場合もあるのかと衝撃が走りました。
そのため同じ人と対戦しても初期配置を変えることで勝てる可能性もある上に、
どの配置を選ぶかなど戦う前から戦略が始まっていて、
ゲームに深みを与えている気がします。
②について少し補足すると、
チャンギの王は九宮という最後列から3段と中央の3段の3×3しか王が動けません。
なのでゲーム後半で駒が少なくなってくると王と王が見合うを狙うこともでき、
負けそうになったら引き分けを狙えたりする面白さがあります。
③は「象」という駒があるのですが、
前後左右どれかに1つ進んで左右どちらか斜めに2つ動く駒です。
イメージとしては日本将棋の桂馬が1つ奥に飛べるような感じなのですが、
後半になってくると思わぬところに動いてピンチに陥ったりします。
当店で扱っている本の著者の方からチャンギを紹介していただき、
見事にハマっていると、チャンギの協会が東京にもあることを伺い例会に参加しました。
例会では強い方ばかりでしたが戦術や考え方などを教えていただくとともに、
11月に韓国でチャンギの世界大会があることを伺いました。
韓国側のチャンギ協会から支援を受けれることも聞いたので、
行くことを決断しいよいよ今週から韓国へ行きチャンギの世界大会へ参戦します。
またこの機会に韓国での大会の様子を本にしたり、
チャンギや他のボードゲームも仕入れられればと思っているので、
続報にご期待していただければと思います!